道場〜「うた魂♪」〜
公開日 : 2008年04月08日 17時39分
お休みの日、しばしば本屋を探索します。気が赴くままに、本を手にして立ち読みをするのですが、その一冊に励まされることが多々あります。最近、感銘を受けた言葉は、「自分の道場を見つけること」。その本は「プロレス金曜8時の黄金伝説」(講談社刊)。著者は元プロレスラー山本小鉄さん。今回、ご紹介する作品の主人公にとって、道場は合唱でした。
物語の舞台は北海道のとある町。女子高生、荻野かすみは合唱部のソプラノリーダー。野球部が甲子園、俳句クラブが松山を目指すように、自身の才能を信じて疑わない彼女の目標は、全国合唱大会に出場すること。そして、密かに想いを寄せる生徒会長で写真部員の牧村からも熱い視線を感じ、青春を満喫しているかすみ。ある言葉を聞くまでは・・・
「(歌っているとき)産卵中のシャケみたいな顔しているよ」
愛の告白か、そう思って胸を時めかせていたかすみに、牧村が告げたのは思いもよらぬ言葉。青春ドラマの主人公になりきっていたかすみの心は谷底に突き落とされます。
自信喪失し、合唱への熱意が一気に失せるかすみ。そんなある日、彼女の前に不良合唱団の番長・権藤が現れます。やる気のないかすみに、番長は喝を入れます。
「合唱をなめてるんじゃねぇぞ!このやろう!」 そして彼らの歌う尾崎豊「15の夜」。それは魂を揺さぶられるものでした。番長らに触発されて再び合唱に目覚めるかすみ。迎えた合唱大会地区予選当日、かすみたち七浜高校合唱部は・・・
人にとって道場は何だろう? 私にとってそれは?本作を観終えた後、そう自問しました。それは、素晴らしい映画を伝えていくこと。このブログも二年目を迎えました。これからもよろしくお願いいたします!