目覚めたら・・・ 〜「ヘイジャパ!」〜
公開日 : 2008年05月10日 01時02分
夜道を歩いていると、ふと、物寂しくなることがあります。そんな時、人家や商店からもれる灯火に、思わずほっとします。それがコンビニであったりすると、買い物をするわけでもないのに中に入ってしまいます。そして、そこからドラマが始まることも。しかし、それはハッピーエンドのドラマとは限らないのが今の世相のようですが・・・
東京を包むように千葉から埼玉を経て神奈川へと結んでいる国道16号線。物語の舞台はその沿線のとある街。さまざまな人々が行き交い、そして集うこの街で、ある晩、ドラマが始まります。一人の女性は、ビーチボールを膨らませながら道を行き、ある若者は中年のおじさんと二人でストリートパフォーマンスを始めます。お通夜の真っ只中の家もあれば、女子高生がたむろしているコンビニや、不夜城のように輝いているボウリング場・・・と。それぞれの場所で起きる出来事は、一見、つながりのない様子。しかし、それらは、宵が深まるとともに、一つの事件へと吸いよせられていきます。犯罪の匂いと、携帯電話の呼び出し音に誘われて・・・
翌朝、朝日に照らされて、白日の元にさらされる現実。昨晩の出来事は、未来への希望か?それとも悪夢か? 女子高生役の神田沙也加が一瞬見せたまなざしが、その答えを物語っているようでした。そして、ストリートパフォーマンスの若者の言葉が脳裏に浮かびました・・・
「やることが、カラオケと買い物と、ケイタイしかないこの国で、一体、どうすればいいんだよ!」